8.29 鹿島槍ガーデン

僕の夏休みは今年2回に分けられ、前半は既に終わり。

そして後半、当初は河口湖の予定であった。

しかし前回のフックを伸ばされた悔しさが忘れられず、

前日になって急遽行き先を鹿島槍へ変更した。

1ヶ月の間にまさかの3回目となる長野への遠征だった。



この看板。ついこの間も見た感覚に陥ってしまった(笑)

平日はさすがに人が少ない。

この日はルートを変えて、上信越道周りで向かった。

下調べをせずに長野インターで降りると

ナビが表示したものは、下道で60㎞弱の道のり。

鹿島槍へは開園ギリギリの7時前だった。

しかし、それでも先行者は2人しかいなかった。

前回の連休中がウソのようだ(笑)


タックルはすっかりこの2本が馴染んできた。


朝から各ポンドを周るが、今回は2号池が良さそうだ。

ウィードが多いので、ファーストシンキングは向かない。

アルミん4.3gのスローシンキングを利用して

表層下をゆっくり引いたり、時折アクションを入れたりすると

30〜40クラスがちょこちょこと釣れる。


連休中と比べると魚は少ない感じがした。活性も低い。


しかし、いつ見ても鹿島槍の魚は綺麗だ。


そしてサイズ問わず元気が良く楽しませてくれる。

この日の水温は13.5度。素晴らしい環境だ。

日中は回遊する魚も減り、食わせることが更に難しくなる。


しかし3度目ともなると、この沈黙にも耐えられるようになった(笑)

焦ることはない。少し待てば魚はまた動き出す。

そして15時を過ぎたあたりで、魚の反応が変わり出す。

魚は水面を意識して、時折着水するトンボすら追ったりもする。

前回と同じく、クランクで表層をデッドスローで巻いた。

今回はしっかりとフックを変えて来た。

鹿島槍の大物に常識は通用しない。

僕はかけたら獲りたい。だからパワークラス7を選んだ。


そして16時を過ぎた頃、その時は来た。

チェイスがあり、食った瞬間にテンションが抜けた。

魚がこちらに向かって走っていた。

しかし、すぐに方向を変えて猛烈な勢いで走り出すと

ステラのドラグが唸り声をあげる。

今までで一番の引きなのは間違いなかった。

使っているロッドは2631F。

こんなに曲がった姿を見たことがない。

しかし、こんな時こそワールドシャウラの魅力を知ることができる。

勝つか負けるかの駆け引きの中でも、

いつもどこか勝てる希望を持たせてくれる。


使っているネットはウォーターランドの


通称70すっぽりネット。

はみ出るぐらいのサイズを手にして全身が震えた。

以前、村田さんがシマノTVで言っていた。

小さい魚何百匹よりも、僕はこの一匹を求めてるんだ。

同感だった。この一匹を求めてここまで来たんだ。

達成出来た時の喜び。これが釣りの醍醐味だ。


いつも思う。

大きな魚は貫禄のある目をしている。

自然とこちらから感謝の意を込めて、『ありがとう』と言ってしまう。

そして17時の閉園を迎えた。


鹿島槍を後にすると、いつものように温泉に浸かり、

今回は再び河口湖へ向かうことにした。

Fishing Diary

趣味として釣りと向き合うブログです。

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