〜2019.4.17〜 中禅寺湖

4月1日の解禁から時間が経ってしまったが

やっと時間が取れて中禅寺湖に行くことができた。


高速を降りてから、いろは坂を登っていくが気温が見る見る下がっていく。


湖畔に到着した時には、この季節でもマイナスだった。




早朝、大島商店さんで釣券を購入し、国道側から湖畔に出る。


だるま石周辺から入るが、解禁から間もないためか、


平日でも有名なポイントには必ず先行者がいる。


場所を選んではいられない状況なので、空いている場所に入る。







目の前に映る景色が同じ天然湖でも、河口湖のようなそれとも違い、


目の前の男体山と共に神々しい雰囲気を感じる。



場所も初めてだが、使用するタックルも全て初おろし。


ロッドはワールドシャウラ2752R。


リールはステラC3000XG。


ラインはZ06の14LB。


ロッドの長さやラインは自分なりに思うところがあり、


今回はこの組み合わせを選んだ。




さらにウェーダーの釣りも初めてであり、全てが新鮮だった。


服を着たまま入水するという、何とも違和感のある行為だったが


それもすぐに慣れた。


むしろその快適さに驚いてしまった。




まずはディープカッパー18gからキャストする。


言うまでもなく、軽く投げて遥か彼方に飛んでいく。


管理釣り場のスプーンしか投げたことのない人間からすれば


最初からライン切れしたかのような錯覚にすら陥る(笑)




着水してまずは水深を確認するが、この場所は思ったほど深くはなかった。


巻いてフォールを繰り返し、手前のかけ上がり付近で回収。


この回収するタイミングが重要であり、間違えると高確率でスタックしそうだ。


表層が騒がしいことから、ルアーをミノーに変える。

シャドウラップを少し沈ませ、ボトムタッチしない辺りをゆっくり引いてくる。

感じが良いのでそのまま続けていると、突然リトリーブが重くなる。

藻か何かに引っ掛かったような感じがしたが、

リトリーブは出来ている。



レイクのあたりは重いという助言を思い出し

今更ながらのフッキング。

それでも引かない。ただ重いだけ。

やっぱり藻か何かなのかと頭を過ぎった瞬間、

引きずられるようなトルクでスプールが出始めた。

しかし、それも次の瞬間トルクがフッと消えた。


ラインブレイクかと思いきや、バレただけだった。

相変わらずしっかりとしたフッキングが出来ていない。




日が昇るとすっかり水面の気配がなくなった。

頭を切り替えて山側へ移動することにした。

立木観音から先は徒歩での移動になる。

本つがは先行者が多く、大使館を超えてむじな窪まで進み

周りに人がいない場所に入った。

ここで沖のブレイクラインから水の色がはっきり

濃くなっていることが確認できた。

ここは深い。そう確信できた。








ディープカッパー22gを付けてフルキャスト。


着水後糸ふけをとりフリーフォール。

カウント10・・・20・・・それでもまだラインは出ていく。


30を少し過ぎたあたりで22gのスプーンは着底した。


とてつもない水深に怖さすら感じる。




着底後、数回巻いてからのテンションフォールを繰り返す。


はじめにも書いたが、回収するタイミングが重要になる。


早すぎれば、かけあがり付近を回遊するレイクやブラウンへ


ルアーを届けれなくなるし、遅ければスタックする。


この日、2つのスプーンをロストしてしまったが、


いずれも、もう少しだけと欲をかいた代償でもあった。




その後、午前中は何も起こらず終了となった。


早朝から動き回っていれば腹も減る。


しかし、山側にはそれを満たす場所などあるわけがない。


自分で予め用意してくるか、戻るしかない。


立木観音からむじな窪までは僕の足で約20分程。


一度戻り、昼休憩をすることにした。








昼食はコタンのポークソテー。


平日とあって待たずに座ることが出来た。


落ち着いた店内でゆっくりすることができたが


寝不足の身としては、食後に睡魔がやってくる。


ここは無理をせず、駐車場で昼寝をすることにした。




そして15時頃に目を覚まし、再び山側を歩き、むじな窪まで戻った。


もっと先まで足を踏み入れたい気持ちもあったが、


中禅寺湖は18時をもって終了の時間になる。


帰りの徒歩の時間も考えると、この日はここまでにすることにした。




ちなみにむじな窪は、山側の最西端にある松ヶ崎までの


3分の1にも満たない場所だ。


別に遠くまで行けば釣れるという訳ではないのだろうが


そこに入りたいポイントがあるのであれば歩くしかない。


渡り船もあるが、早朝開始時刻でもある4時前からポイントに入るアングラ―は、


おそらくあの言葉通り真っ暗な林道を歩いて行くのだろう。


なるべく車で動こうとする自分が恥ずかしくなる(笑)




一度上がった気温も時間が経つにつれて、再び下がり始めていた。


ウェーダーで水に浸かっていると、余計にそれが伝わってくる。


16時を過ぎたあたりだっただろうか、水面が騒がしくなり


目の前を50cmはあるだろうブラウンが泳いでいくのを目にした。


当然狙って釣れる魚とは思えなかったが、


手にできたらこの日はどれだけ幸せになれるのだろうと想像してしまう。




残念ながらフィーディングの時間をものにできず


17時半頃、駐車場へ戻ることにした。


何とも悔しい気分だったが、帰り道に偶然ご一緒した方から


いろいろと情報をもらったりもして、良い時間を過ごせた。


中禅寺湖のアングラーは親切な方が多い。


みんな必ず挨拶をするし、気さくに話かけてくれる。


厳しいフィールドだとは言っていたが、なぜか殺伐とした雰囲気は全くない。


初めて顔を合わす相手にも仲間意識を持ち、


お互い良い時間を過ごそうという気持ちがあるのだろう。


この場所の魅力をより深く知ることができた感じがした。






僕は釣りが下手だからボウズには慣れている。


だからそう簡単にはへこたれないし、それがむしろ強みかもしれない(笑)


近々再来することを誓って下山した。













Fishing Diary

趣味として釣りと向き合うブログです。

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