~2019.9.18~ 中禅寺湖
予定していた夏休み釣行は天候が悪く中止になり
その後は台風が来て、そして仕事・・・結局最後まで
思うように中禅寺湖に行くことが出来なかった今シーズン。
気が付けば9月に入り、19日を以って禁漁期間に入ってしまうので
何とか時間をつくり、禁漁1日前の18日に中禅寺湖へ。
今シーズン終了間近とあって、混み合っているのかと思いきや誰もいない。
大島商店さんで今年最後の釣券を購入して国道側へ。
寝坊したので山側へ入る時間の余裕がない(笑)
それにしても言葉通り誰もいない。
そして寒い・・・早朝はわずか12度!
台風の影響から増水していて、前回とは雰囲気も変わっていた。
風の当たり方は良さそうだけど反応なし。
少しずつ場所を変えながらキャストを繰り返しても
反応がないので移動。
さて、どうしたものか・・・
国道側を移動しながら粘るか山側へ行くか。
そういえば山側はあまり先へ進んだことがなかったので
次の解禁に向けて探索することにした。
当然山側も増水していて、入れるポイントも限られる。
山側はさらに人を見かけることが無く、
時々周りでガサガサ音がすると熊じゃないかとビクビクする(笑)
しばらく歩き続け、良さそうな場所に入りながら先へ進むと
途中から本格的な林道になった。
駐車場から1時間以上歩き続けてからのこの悪路。
タックルにランディングネット、そしてルアーや食料などなど・・・
身に付けている物のウエイトもあって、結構な体力を使う。
この赤いポールが無ければ、もはやどこが道なのか分からない。
解禁時の雪も残るこの道を、猛者達は釣り開始の早朝4時に向けて
ひたすら歩いていくという。
船を使う手もあるけど、『歩くのが良い』らしい(笑)
あせがたから上野島と、写真でしか見たことのない景色を
目の当たりにして、これも中禅寺湖の醍醐味なのかとも思う。
大日崎まで進み、ここまで来たら最西端の松ヶ崎まで
行ってやろうと試みるが、路面がさらに悪くなり、
増水して湖畔に降りることが出来るかもわからない。
言い訳をつくり引き返すことに(笑)
良い感じの風が当たっているにも関わらず、相変わらず魚からの反応は得られない。
時間ばかりが過ぎていき、寝不足と疲労で眠気までおそってきた。
さすがにこの山の中で一人さみしく昼寝する勇気もなく
そのまま釣りを続けてしまった。
ポイントに入ってルアーを投げては移動してを繰り返し、
14時頃、もとの駐車場まで戻ってきた。
途中、ネイティブの鹿と猿に遭遇しました(笑)
日中でも18度ぐらいまでしか気温は上がらなかったけど
林道を歩き続けていると汗だくになる。
車に荷物を置くと、疲れが一気に湧き出てしまい
そのまま車中で寝落ち・・・
起きたら17時近くまで時計はまわり、18時の終了時間まであとわずか。
しかも濃い霧まで出てきてしまい、
湖畔に立つ気力がなくなりストップフィッシング。
何とも不完全燃焼だったけど、こうして僕の2019年中禅寺湖初チャレンジは終了した。
4月の解禁から4回挑んだものの、恥ずかしながら釣果はゼロ。
駐車場で帰り支度をしていると、山から戻ってくる方々が声をかけてくれた。
恥をしのんで今年の釣果を伝えると、彼は中禅寺湖で初めて魚を手にしたのは
通い始めて2年目の終わり頃だと言った。
色々とアドバイスをもらい、来年への活力になった。
こんな少しの間の釣り談義が楽しく、貴重な時間。
僕にとって禁漁期間があるフィールドは初めてであり
しばらくこの場所で釣りが出来ないと思うと
何とも言えない気持ちになった。
悔いがないと言うと嘘かもしれないけど
やり残した分はまた来年にぶつけよう。
お世話になった中禅寺湖に感謝をして、今年最後の坂を下った。
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